昨年の12月27日、生出演したラジオでステージ4のすい臓がんであることを公表した、経済アナリストの森永卓郎さん。
今のところの情報ではすい臓がんとなっていますが、どうやら違うようなのです。
この記事では、森永さんの病気の正体や現在の様子などを調べてみましたので、ぜひ最後までお読みください!
最初の診断はすい臓がん
もともと森永卓郎さんが宣告されたのは、すい臓がんのステージ4という診断でした。
最初の検査では、CTスキャンの画像からすい臓に影があるようだ、ということでした。
そこでいろいろな医者の意見を聞こうということで、最終的には5人の医者を転々としているのです。
がんであることに間違いはないものの、がん細胞を光らせて場所を特定するPET検査をしてもどこも光らないという結果でした。
そのため、スキルス胃がんや腺がんという意見も出ましたが、最終的には消去法ですい臓がんだろうという結論に至っています。
5人の医者が診察してもがんの場所が特定できないなんて、本当にそんなことがあるのでしょうか?
にわかには信じられないですよね!
特定困難ながんだった!
森永卓郎さんいわく、現在診断された最新の病名は原発不明がんです。
がん細胞の転移が認められているため、体のどこかにがんの本体は存在するはずなのです。
しかしそれがどこにあって、何の種類のがんなのかがまったく分からないという、極めてレアケースのがんなのです!
このようながんの存在があったとは驚きです!
診断された経緯とは
森永卓郎さんが原発不明がんと診察されたのは、遺伝子パネル検査の結果によるものです。
その検査によると、森永さんには3つの異常が出ています。
この検査は、患者の血液から80種類以上の遺伝子の変異を調べるものです。
遺伝子パネル検査で見つかった3つの異常
①血液のがんの疑い
②乳がんの疑い
③すい臓がん以外のがんの疑い
この検査を実施した最大の目的は、KRASという遺伝子変異を見つけること。
この遺伝子はすい臓がんになると必ず変異が起きるため、見つけ次第すい臓がん向けの投薬をする予定でした。
しかし実際はまったく変異が認められず、逆に95%の確率ですい臓がんではないという結果になりました。
ただ、5%の確率ですい臓がんである可能性も否定はできないのが現状です。
原発不明がんとは?
分かりやすくいうと、原発不明がんとは転移から見つかるがんで、最初に発生した臓器(原発巣)が不明のがんを指すのです。
日本でこの1年間に原発不明がんと診断された患者の数は約7,000人で、がん全体の1~5%と推定されています。
患者の傾向としては女性の割合が多いのと、年齢でいうと65歳以上が多い傾向があります。
森永さんが現在66歳なので、ちょうど当てはまっていますね。
原発不明がんといえば、女優の本橋由香さんが現在闘病中で知られています。
現在では不治の病ではなくなったといわれるがん。
最新の治療を受けて、森永さん・本橋さんご両名が回復されることを切に願っております。
今後の治療について
森永卓郎さんは原発不明がんのため、がんの発生場所の特定ができません。
そのため、抗がん剤を投与できない状況なのです。
現在は、免疫細胞ががん細胞を攻撃できる環境を作り出すためのオプジーボという薬を投与するにとどまっています。
現在は病状が安定しているものの、去年の12月29日は抗がん剤との相性が悪く、生死の境をさまよっています。
これからの治療や病状などの新しい情報が入りしだい、皆様にお届けいたします!
プロフィール
こちらが森永卓郎さんのwiki風プロフィールです!
本名:森永卓郎(もりなが・たくろう)
生年月日:1957年7月12日
年齢:67歳(※2024年8月現在)
血液型:A型
身長:167cm
出身地:東京都目黒区
最終学歴:東京大学経済学部経済学科
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