2024年12月5日、ダイハツ工業が2016年から2018年に製造された6車種20型式のリコールを発表しました。
該当する場合、故障や事故につながる可能性が高いので早めの対処が必要です。
この記事では、自分の所有している車がリコールの対象だった場合にどうすればいいのかを解説いたします。
【2024】ダイハツのリコール対象車種だったら？
リコールとは、製品に欠陥や不具合があり、安全上問題が生じる可能性がある場合に、製造者や販売者が無償で修理や交換、返金、回収などの措置を行う制度のことをいいます。
まずは自分の所有車がリコールの対象かどうかを確認しましょう。
今回リコールの対象になるのは、2016年から2018年に製造された6車種20型式です。
台数にしておよそ19万2,000台です。
今回のリコール内容は、
国土交通省によりますと、これらの車では走行時の車体の振動を吸収するバネの塗膜がはがれて腐食が進んで折れ、最悪の場合、折れたバネとタイヤが接触してパンクし、走行できなくなるおそれがあるということです。
これまで事故の報告はありませんが、不具合の情報が608件寄せられているということです。
引用：関西テレビ
というものです。
ダイハツは使用者にダイレクトメールなどで通知し、リコール対象となった車両のバネ部品を無償で交換するとしています。
引用：関西テレビ
ちなみにバネ部分とは正確にはサスペンションというパーツになります。
今回の措置はこのバネ部分・サスペンションの無償交換ということになります。
【2024】ダイハツのリコール対象車種だったらどうすればいい？
リコール対象車の場合はメーカーから通知が来ます。
しかし、できれば早めのお問い合わせをおすすめいたします。
というのも、何もないに越したことはありませんが事故が起こってからでは遅いためです。
例えば今回のリコールの場合、走行中に不具合が生じて車のコントロールが効かなくなったらどうでしょうか。
お問い合わせはダイハツお客様コールセンター（0800-500-0182)で、お問い合わせ可能時間は9:00～17:00です。
現在自分、または家族が対象車に乗っている場合で車のことが良く分からない方は、とりあえず車を購入した販売店や普段修理を依頼しているディーラー、修理工場に聞いてみた方が良いでしょう。
リコール対象車の参考画像
そもそも現時点（2024年12月6日現在）でダイハツのリコールの届け出は8件です。
先述の通り、この記事は2024年12月5日、ダイハツ工業が2016年から2018年に製造された6車種20型式のリコールの発表を受けたものです。
それ以外のリコールに関しての記述はありませんので、くれぐれもご注意ください。
こちらが2024（令和6）年の1年間でダイハツから発表されたリコールの届け出一覧です。
以下に挙げる車種はあくまで2024年12月5日発表のリコール対象車です（参考画像なので車の色は関係ありません）。
<ダイハツ＞
・ムーヴ キャンバス
・ハイゼット
・ハイゼット デッキバン
＜スバル＞
・サンバー
・サンバー オープンデッキ
＜トヨタ＞
・ピクシスバン
ここで「ダイハツのリコールなのになぜスバルやトヨタの車も対象なの？」と思う方も多いでしょう。
これはダイハツがスバルやトヨタに対してOEM（相手先ブランドによる生産）供給をしているためです。
OEM車とは他社が開発製造した車種を提供してもらって、それに自社のエンブレムを装着して販売している車のことを言います。
つまりダイハツで開発製造した「ムーヴ キャンバス」をトヨタに提供し、それをトヨタが自社のエンブレムを装着して販売している車が「ピクシスバン」という訳です。
有名なところで言うと、スバルの「BRZ」とトヨタの「86」が良い例ですね。
スバルの「BRZ」とトヨタの「86」はOEMの例として挙げたもので、リコール対象車ではありませんのでご注意ください。
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